特定非営利活動法人 島根県障がい者就労事業振興センター

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インタビューA「センターはばたき」担当職員

インタビューA

日々、利用者の支援を行っている担当者の視点で、今回の施設外就労について現場の利用者の様子や具体的な対応など率直な思いを伺いました。

施設外就労を始める前に考えたことはどんなことがありますか

平成21年11月頃より、めのやから天然石の選別、袋詰めの作業やネックレスのチェーン通し、ラッピングなどを請け負い、少しづつ仕事量も増えてきました。

同じ仕事をセンターはばたきから会社のほうへ出向いて行うことはできないものかと考え、利用者の中からメンバーを絞り、めのやの作業に携わる機会を増やしました。

メンバーのほとんどが実習経験がなく、会社へ行くことに対して緊張や抵抗を感じる事が予想されました。そこで事前に納品時に同行し会社へ行くことへの抵抗を減らすことや、日程表を作成し職員や家族(グループホーム世話人を含めて)から、後押しをし、本人の意欲向上に努めました。

11月、12月と三週間にわたり、実習を実施し施設外就労へ向けての課題等を検討する期間としました。

スタートしてからの現場の様子を教えてください。

実際始まってからは、メンバーから「落ち着いて作業ができる」「静かでよい」などの声が多く聞かれ、静かでよい環境の中で仕事をさせてもらうことで能率もアップしたようです。

作業については、流れ作業とし個々の得意な箇所を担当して最後に職員が検品をし、利用者1名と納品に行くようにしています。納品に一緒に行くことで会社の方に利用者の顔や個性についても知ってもらう機会を増やしています。

同じ作業が続くと、集中力が途切れたり中には負担に感じる利用者もいるため、作業種目を2種類以上いただいておくようにし、納期に間に合うよう職員で段取りを組むようにしています。

一日の作業終了後に終礼をし、その日の振り返りを行っています。そこで出た意見や反省をもとに翌日の作業の段取りを考えるようにしています。

今後の予定についてお教えください。

メンバーの中からリーダー的な役割を担える人材を育成し、中心となって作業をすすめることができるようになるようにしていきたいと考えています。短時間からでも、社員さんの中へ入り作業をする時間を設けたいです。

最終目標はやっぱり就労!!です

めのや様、利用者の方へのメッセージをお願いします。

【めのや様へ】

担当の課長さんをはじめ、社員の方々にセンターはばたきの利用者について理解をしていただき、働きやすい環境づくりや仕事内容について配慮していただき感謝しています。利用者の皆さんが気持ちよく通って来られるのも、こうした会社側の十分な理解があるからだと思います。

【利用者の方へ】

現在、月曜日から木曜日を「めのや」訪問しての作業としており、その会社での活動を利用者はとても楽しみにして出勤して来られます。会社では事業所以上の集中力もみられて、作業効率も良くなってきています。

また、「めのや」受託作業は引き続き事業所内でも行っていますので、会社へ利用者が出かけて作業をすることが事業所に残って作業する利用者へのあこがれに映り、“いつか自分もきちんと作業ができるようになって「めのや」の会社へ行きたい”という目標に繋がっています。